両忘の時‐ある日、その時‐

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メッセージ

124.おかしいことをおかしいと言う。当たり前である。

 「検察庁法改正」の抗議の動きに対して、わかったようなわからないような「おかしな」異論、反論を言っている者がいるようだが、例外なく走狗(そうく)の類である。すなわち、パシリなのである。人気のある芸能人などの発言について「わかりもしないのに政治に口出しするな」という者、これなどもパシリの典型で、言っていることは反民主主義的な全体主義信奉者そのものである。「検察庁法改正」、これはすでに危うくなっている三権分立の瓦解の速度をさらに早め、民主主義の根幹を蝕んでいく危機なのである。多くの者たちが抗議するのも当然ある。なぜ三権分立がきちんと機能することが大切なのか、そんなことは中学生でも知っていることである。何もいちいち有名無名匿名のパシリの類に講釈される必要もないことである。走狗たちに生真面目に反応する必要はまったくない。走狗、パシリとは国民の味方には決してならぬ、常に国民全体の敵であるということを明確にしておく必要がある。ある時は、優しいお兄さん風に、ある時は、親し気のあるオッサン、オバン風に、またある時は好々爺(こうこうや)風に世間に顔を売っているが、このような事態になると、その身の処し方ですべてが開示されてしまうのである。同時に金の流れも明確となる。要するに、底が割れるということである。もっとも、すでに底が割れている者がほとんどではあるが。

 

                                 2020  6/14